今回は、令和7年11月8日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の1局目を振り返ります。
黒番:O 五段
白番:つなよし
第1図

白16ツケは現代調で、自分好みでもある打ちかた。
黒21は意外で、白22カミトリが大きいので悪くない立ち上がりに感じました。
代えて参考黒1が気になりますが、それにはどんどん押していってこれも白打てるようです。

第2図

白26ではAと下辺を盛り上げたほうがよさそう。
白32ではBが優るようなのですが、じっとノビは打ちにくいなと思いました。
白40では参考白1とポン抜きが有効だったようで、黒2には白5からエグる手が厳しい着想でした。

第3図

黒41の逃げ出しに白42としましたが、代えて参考白1オシがありました。
対して黒Aには白Bからわたれますし、黒Bサガリには白Cが有効です。
本譜は苦手な空中戦となってしまいましたが、最後はコミが生きて4目半勝ちとなりました。


