今回は、2023年(令和5年)11月24日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント二次予選、戸辺 誠 七段対佐藤天彦 九段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年12月25日許諾済み)。
主催:朝日新聞社、日本将棋連盟
先手:戸辺 誠 七段
後手:佐藤天彦 九段
戦型は先手の戸辺七段が十八番の中飛車を採用。
佐藤九段は△1三角と時折みられる趣向をみせたのに対し、先手は▲4八飛と対抗しました。
上図から▲4五歩がこれぞ戸辺印といった一手。
多少強引にみえても手にしていくのが戸辺七段らしいといえそうです。
上図は△4七角と金取りをかけられたところですが、▲8七角が攻防の好手。
遠く後手玉をにらんでおり、ここから先手が攻めのターンを継続。
以下も淀みなく攻めていった戸辺七段が押し切りました。
将棋盤
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