今回は、令和6年1月3日に岩手囲碁センターで行われた新年碁会の2局目を振り返ります。
黒番:つなよし
白番:T 五段
第1図
黒11までは愛用のツケヒキ定石。
黒15二間トビも好んで打っています。
白16の二間バサミが相手の趣向。
黒17と無難にトビで対応しましたが、変化図のように進めるのも有力でした。
第2図
白20は自分の発想にはない手。
黒21では右辺に打つ手と悩みましたが、悪いほうを選んでしまいました。
白22では変化図白1とされていたら黒2子が弱くなってしまい危なかったですね。
第3図
黒25は石にハリを持たせたつもりでしたが、一路下にノビで確実につないでおくべきだったかもしれません。
白26で変化図白1と打たれていたら右上隅は白の地になりそうなのでヒヤッとしていたと思います。
第4図
黒41ボウシは自分好みの手なので他には考えなかったのですが、もっと大きく囲っても白は右辺で手を作るのが難しかったようです。
本譜は白が中から暴れてきましたが、黒51をうっかりしていたようで以下しばらく打った後に白投了。
中押し勝ちをおさめました。