今回は、令和6年1月3日に岩手囲碁センターで行われた新年碁会の3局目を振り返ります。
黒番:つなよし
白番:F 七段格
(2子局)
第1図
白7は以前も打たれたことのあるミニ中国流。
これには黒8と小目にツケが自分なりの対策です。
白9は外勢を重視した打ち方。
ここでは変化図のように隅を守ると思っていたので意外でした。
第2図
白15、17は私の頭では思いもつかない打ち方。
善悪はともかくとして、断点だらけの手順でまとめようとするのは高段者の芸当だなと感じました。
ちなみに白15で変化図白1ハネには、黒2がぴったりのようです。
第3図
黒32ではコスミツケから攻めていこうかなとも思いましたが、本譜で最善だったようです。
黒36は趣向の類になるようで、変化図のように打つのが普通のようです。
第4図
白47ではノビを予想していたので意外。
本譜は黒52で白53でアキ三角を強要できるので悪くないかなと思っていました。
実戦はここから難しい戦いに持ち込まれてしまったのですが、黒7目勝ちにおさめることができました。