今回は、令和６年１月13日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の１局目を振り返ります。
黒番：Ｎ 初段
白番：つなよし
（４子局）
第１図
本大会で当たった相手の中では初めて対局するお相手。
昨年末に初段免状を取っており、油断ならないなと感じていました。
カカリからカタツキは上手を持つときに愛用している布石。
黒10は初めて打たれた手でしたが、白はカタツキの石から動いていった時にいろいろ利かすことができそうなので悪い気はしませんでした。
代えて参考図のように打つのが有力で、このように進められたら早くも手合い違いだなと思っちゃいますね。
第２図
黒20も珍しい手で、隅を守るなら参考図黒１が形に思います。
白23や25は利かしになるかかなり微妙でしたが、これまでの打ち手をみて全部受けてくれると判断しました。
実際そのように進んで少しホッとしました。
第３図
白27から右辺に模様を築いて勝負形になってきたなと感じていました。
黒34は強い石から動いているためどうだったか。
白35から手を入れておけば大して削れてもいないためありがたかったです。
以降は模様ができたことに焦ってきたお相手が無理な打ち込みを敢行。
上手くとがめて中押し勝ちとなりました。
本大会の結果は４勝１敗で３位という結果に終わりました。
優勝からしばらく遠のいているため、今後も精進します。
