今回は、令和6年1月21日に参加した盛岡市長杯第51回職場対抗戦予選リーグ2回戦の振り返りをしていきます。
黒番:I藤 五段
白番:つなよし
第1図
お相手のI藤五段とは初対局だと思います。
黒5の星から大ゲイマジマリは打たれた記憶がほとんどなく、早くもどうするか悩みました。
参考図白1と左上にカカリ、相手にしない順もあったと思います。
本譜黒11~13はノータイムでの着手でしたが、味消しになるので悪い気はしませんでした。
第2図
白16では参考図のように味付けしてから三々に入ったほうが得していたようです。
ただ本譜も悪くしたわけではなく、左下できっちり生きて手ごたえを感じていました。
第3図
白44~46は部分的には定型でしたが、左辺の格好をみて参考図白1トビとシンプルに打つべきでした。
このあたりは発想の柔軟さに欠けており、もっと全局をみて打たなければいけないなと感じていました。
第4図
白56まではAIも推奨する手順。
白58は手の広いところでしたが、左上の安定を図りました。
黒61に対しては本来参考図白1と打ちたくAIもそれで90%超えと評価しているのですが、黒2サガリで左上をどう打ったらいいか分かりませんでした。
ここから白の評価値がみるみる下降していきます。
第5図
白64では参考図白1ノビと打つくらいでしたか。
本譜白66と手を戻さなければならないようではいかにも変調です。
白68~70も地にならなそうなところを囲っているためおかしかったですね。
優勢だった碁が疑問手の連続でふいにしてしまいましたが、これでもまだ互角の形勢だったのが救い。
この後相手の軽率な一手を境に一気に白が再度優勢になり、勝つことができました。
チームも2-1で勝利し、予選リーグ突破が確定しました。