今回は、令和6年1月21日に参加した盛岡市長杯第51回職場対抗戦3回戦の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:S木 五段
第1図
黒13までは割とよく打つ進行。
しかし、白14は初見でした。
代えて参考図のように進むことが想定されました。
第2図
黒15、17は白に楽をさせずこう打ちたいところ。
しかし黒19では参考図黒1と打つべきでした。
本譜は白22からの反撃を軽視しており、苦戦を意識しました。
第3図
黒27では反省して参考図黒1と立て直すべきだったかもしれません。
本譜は小さく生きるのが精いっぱいで、黒は主張点がなく非勢に陥りました。
第4図
白36の大ゲイマジマリには黒37ツケが常用の筋。
白46が珍しい一手で、隅になにか手はないものかと思いましたがどう打っても手にならないようなので受けるよりありません。
第5図
白54ノゾキにまともに相手をしていては勝てないと思い、黒55としました。
白56と黒3子を取りにきてくれるのは望むところで、黒57から外回りに打つことで大きな厚みを築くことができました。
更に白70とカス石を取りにきてくれたため、黒71とまわることができて形勢逆転。
この後大きな地を作って大差勝ちとなりました。
チームも2ー1で勝利し、予選リーグを3連勝で終えることができました。