【振り返り】エクナ杯(令和6年2月上旬度)に参加してきましたー2局目T(立)五段戦振り返り

今回は、令和6年2月3日に岩手囲碁センターで行われたエクナ杯囲碁大会の2局目の振り返りをしていきます。

黒番:T(立) 五段
白番:つなよし

第1図

T五段とはだいぶ前に対局したことがあり、その時は敗れています。
攻撃的な棋風で、先月の本大会で優勝している実力者です。

黒5の一間ジマリをみて参考図のように形を決めてしまうのも考えましたが、定石がうろ覚えだったのもあり見送りました。

第2図

白18では参考図白1も考えましたが、その先のプランを立てられませんでした。
AIで検討したところ、参考図のように白3を利かしてから白5と右下に手を戻すのが有力だったようです。

本譜黒19ではトビを想定していただけに意外。
更に黒21が強気な手で、このあたりは棋風がよく表れています。

第3図

白30は当然の一手に思っていましたが、参考図白1が急所でした。
ただ、打つならもっと早い段階で打ちますかね。

黒33ではヒキを想定していたので意外。
持ち味を出しにいったとはいえこれは無理筋だろうと感じ白34と真っ向から受けて立ちました。

黒43は「バシッ」と石音を鳴らしてお相手は自信があったかもしれませんが、白44~48で凌げていることをうっかりされていたのだと思います。

以降も強気で応じることができ、強敵相手に完勝することができました。

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