今回は、令和6年2月17日に日本棋院で行われた初春段級位認定大会・二段位獲得戦の4回戦の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:初段
第1図
黒17コスミは両ガカリ定石で愛用している一手。
対して参考図白1ハサミと打たれるのが怖いところなのですが、白18ナラビで応じてくれれば大きな利かしといえそうです。
第2図
黒19はちょっとやりすぎだったかもしれません。
代えて参考図黒1と安定は図りたいところでした。
本譜はトビトビの応酬で、あまり得意でない空中戦になってしまいました。
第3図
白30ワリコミはあまり考えていませんでしたが、黒35と調子で左辺に突破すれば黒悪くないと感じていました。
代えて参考図白1が実際打たれていたら怖いところでした。
手堅く進めて順調に打てていると感じていましたが、白58と中央を囲ってきたのが油断ならない一手でした。
第4図
黒59と中央を堂々と荒らしていきましたが、生きるかどうか終始不安だったので危なかったかもしれません。
代えて参考図のように進めるのがスマートだったと思います。
実戦はなんとか生きることができ、地合は大差であったため大勝となりました。
これにて4戦全勝で二段免状を無料で勝ち取ることができました。
最終的には大差の碁が多かったですが、中盤に弱い石を作って危なくしてしまう局面がいくつもあったためその点が課題に感じました。
また頑張ります。