今回は、令和6年3月2日に岩手囲碁センターで行われたエクナ杯囲碁大会の5局目の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:S 八段格
(3子局)
第1図
S八段格とは今年2度目の対局。
前回は勝負どころがなく敗れてしまいました。
【振り返り】エクナ杯(令和6年2月上旬度)に参加してきましたー4局目S八段戦振り返り
白19まで、左上と右下で定石が進行。
黒20は悩みどころで、参考図黒1と右上をシマるのもやりたいところでした。
第2図
白25カドに対し黒26と分断するのは気合い。
黒32では参考図黒1カタツギでしたか。
本譜は黒36でアキ三角にしてしまいました。
第3図
黒38ノゾキで変化しましたが、参考図のようにめいっぱい利かして直線的に打つのもあったようです。
本譜は黒5子を取られて嫌な展開でしたが、外勢を張れたので勝負はまだこれからと思っていました。
第4図
白55に対しては黒56から上から押さえつけたいところ。
白が生きを確保している間に中央に大きな模様を作ることができました。
この後勝負手が何度も飛んできて混戦にされてしまいましたが、最後は相手の見損じにより勝つことができました。
本大会は4勝1敗で2位に。
S八段格には初めて勝たせてもらったのでうれしいですが、前回も準優勝だったので優勝が遠いなとも感じています。
のびしろしかない。