今回は、令和6年3月9日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の1局目を振り返ります。
黒番:つなよし
白番:O 五段
第1図
白16には黒17オサエが成立することは知っていたのですが、白18二段バネは考えていませんでした。
黒19では参考図黒1カタツギと素朴に打つのが有力だったようです。
第2図
黒25では参考図黒1と受けておくのが本手で最善だったようです。
ただ、本譜も厚みを築いて悪い気はしませんでした。
第3図
白34で左辺が立体的になりつつあったので、黒35と牽制にいきました。
黒47と隅を制しましたが、辺を少し利かしてあるので参考図のように進めるべきでしたね。
第4図
白54アテに黒55ツギで応じましたが、隅がすでに安定しているので参考図のように手抜きで応じるべきでしたね。
ただ、本譜も左上に入ることができ、自分好みの展開に持ち込むことができました。
第5図
白は左辺の模様で勝負にきていますので、黒71では参考図のように上から押さえるのが優りました。
本譜も悪くはなかったのですが、白の模様にヤキモチを焼いてしまい変調になり負けにしてしまいました。