今回は、令和６年４月14日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の２局目を振り返ります。
黒番：Ｕ 二段
白番：つなよし
（３子局）
第１図
Ｕ二段とは今年初対局。
前回対局した時はお相手は初段でしたので、久しぶりの対局となりました。
右下、右上と同じ定石が進行。
黒26と一間高バサミが珍しい一手。
こちらは二段バネで隅で収まるのが常用の進行で簡明におさめました。
第２図
白41はぬるい手でした。
黒42とつきあってくれたのでよかったものの、手抜きで左上に打たれていたら困っていました。
白45は一間トビに対して常用される攻め。
続いて白49と追及していったのは自分らしい組み立てと思います。
黒52では53と二段バネを想定しており、参考図のように進むのが相場となりそうです。
第３図
白61は厳密には無理筋かもしれませんが、黒64と打ってくれたため白65と手順に断点を守ることができました。
黒は66から左上に転戦。
白は好機を迎えています。
第４図
白71では参考図のようにオキに打つべきでした。
というのも、本譜同様にＡは黒Ｂで外へ脱出を図られて困っていました。
オキ以下、黒Ｂなら白Ｃで今度は攻め合い勝ち。
黒Ｄには白Ｃアテが利きます。
また、黒Ｅなら白Ｆ。
いずれの変化も黒死となっています。
実戦は黒72としてくれたため、白73がぴったり。
これで大石を仕留めることができ、勝つことができました。
