今回は、令和6年5月25日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の4局目の振り返りをしていきます。
黒番:T 四段
白番:つなよし
(定先)
第1図
白10はおとなしく受けておこうという手。
代えて参考図のように打つのも有力で、黒10には白11~13と補強できます。
第2図
黒11にも白12と受けましたが手ぬるかったかもしれません。
代えて参考図のように右上黒に働きかけ、トビで脱出してきたなら利かしとみて右下にまわるのが有力でした。
第3図
白14ではやはり参考図白1と仕掛けてどうか。
黒4~6の戦いは覚悟しなければなりませんが、白7で白が打てそうです。
第4図
白18では23と打つのが優りました。
参考図のように黒キリから打たれて困っていると思っていましたが、◎の石が働いて取り切れていましたね。
黒25、白26の交換は白が得していると感じました。
以下は激戦となりましたが、終盤で花見コウを仕掛けることができて中押し勝ちとなりました。