今回は、令和6年5月25日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の5局目の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:O 五段
第1図
白28に対して黒29と左下は手抜いて右下に打つのが用意の構想。
白30~32にも放置して黒33も予定です。
白34も以前類型で打たれた記憶があり、黒35カケまでは研究手順でした。
第2図
白36には黒37が石の形。
白38~40には黒41と打つのが予定でしたが、参考図黒1と中央に一手入れるのも有力でした。
第3図
白はいろいろ動いてきますが、黒は自然に応じて悪くありません。
黒63では、参考図黒1と打つのも有力でした。
第4図
白64に対して黒65コスミツケで応じましたが、あまりよくなかったようです。
代えて参考図黒1と上辺にしっかり手を入れ、白2と右上に手を入れてきたなら黒3と応じて黒十分とみます。
本譜白66に黒67も軟弱な手で変調でした。
第5図
黒69は攻めの一手ですが、代えて参考図黒1と黒の安全を確保を急ぐべきでした。
以降は時間切れ寸前に追い込まれましたが、なんとか滑り込み黒4目半勝ちとおさめることができました。
これにより5戦全勝で本大会優勝を飾ることができました。
まだまだ課題の多い内容が多いので、慢心せずまたがんばります。