今回は角換わり右玉に対して地下鉄飛車で対抗してきた変化をみていきます。
後手の陣形は右玉破りとして以前からあるもので、△２二銀～３三桂～１二香～１一飛の攻めをみています。
しかし、右玉にも対応策があることが分かっています。
上図以下
△２二銀▲２四歩△同歩▲同飛
△２三銀▲２九飛△２四歩▲５六角
△３三桂
△２三銀で２三歩は、本譜のように△３三桂と跳ねると▲３五歩～３四歩と攻められます。
上図以下
▲９六歩△１二香▲９五歩△１一飛
▲７五歩
▲９六歩で単に７五歩は、△９二角の返し技で凌がれます。
▲７五歩以下
△６五桂▲同桂△同歩▲同角
△１五歩▲３五歩
▲３五歩が急所の一手で、角のラインを生かして攻めたてていきます。
▲３五歩以下
△３五同歩▲２七桂△３六桂▲５七玉
△３四銀▲３五桂△同銀▲３六銀
△同銀▲３五桂(結果図)
△３五同歩で１六歩は、
▲３四歩△同銀▲３五歩△同銀(△２三銀は▲３六桂)
▲３六歩
で先手優勢。
△３六桂で３四銀には▲３五桂があります。
結果図は駒損ながら▲２四飛や▲３四歩、▲２三歩などの攻め筋が豊富で、先手優勢となります。
