今回は、令和６年６月16日に紫波グリーンホテルにて行われた紫波支部月例会の４戦目の自戦記をお送りします。
先手：つなよし
後手：Ｋ 四段
初手から以下
▲７六歩 △３四歩 ▲４八銀 △４四歩
▲５六歩 △３二飛 ▲５七銀 △３五歩
▲９六歩 △９四歩 ▲７八銀 △３六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲３七歩 △３四飛
▲６六歩 △５二金左▲６七銀 △６二玉
▲６五歩 △８二銀 ▲６六角 △７二玉
▲７七桂 △６二金上▲８六歩
戦型は本大会３度目のショーダンシステム採用。
最近は、対振りにはこればかり指しています。
上図以下
△４五歩▲２二角成 △同 銀▲８八飛
△１四歩▲１六歩 △７四歩▲３八金
△７三銀▲６八金 △３一銀▲５八玉
△３三桂
△４五歩と後手が角交換に誘導。
先手はどう駒組みするか悩みましたが、現代調で▲６八金～▲５八玉とバランス型で指してみることにしました。
上図以下
▲２六歩△３六歩▲４八銀 △３七歩成
▲同 銀△２四歩▲２三角 △４四飛
▲３四歩 △４二金
▲２六歩は桂跳ねを消した手でしたが、△３六歩を誘発して微妙だったかもしれません。
代えて▲８五歩や▲８九飛と自然な手を入れておくべきでしたか。
△２四歩は▲２三角と打つことができて手ごたえを感じていましたが…
上図以下
▲３三歩成 △同 金▲３六桂 △４二飛
▲８五桂 △８四銀▲１四角成 △同 香
▲１五歩 △３五歩▲２四桂 △同 金
▲１四歩 △３三角▲８九飛 △８八角打
▲５五香 △同角上▲同 歩 △同角成
上図では▲３六銀が優るところ。
本譜▲３三歩成～▲３六桂は飛車が横に逃げて▲４五角成という算段だったのですが、△４二飛をうっかりして角の逃げ道がなくはっきり悪くしてしまいました。
ただ、△８八角打は▲５五香がぴったりの切り返しで、敗勢から不利くらいにはなったと感じていました。
上図以下
▲５一角 △６六香▲同 銀 △同 馬
▲６七香 △７六馬▲４二角成 △同 銀
▲４四飛
▲５一角では▲５六歩と馬の態度を聞くべきでした。
本譜は△６六香が厳しい一着となりました。
▲４四飛と紛れを求めましたが…
上図以下
△６七馬▲同 金 △３三角▲７九飛
△７五香▲同 飛 △同 歩▲７四香
△６一玉▲１六角 △２五歩▲２四飛
△同 角▲２五角 △４三桂▲４一金
△８八飛▲４九玉
△６七馬～△３三角が冷静な対応。
先手はなんとか攻めをつなぎますが、なかなか喉元に刃が届きません。
上図以下
△５二玉 ▲４二金 △同 玉 ▲５九歩
△６九飛 ▲５八銀 △９九飛成▲１三歩成
△５四香 ▲４八金 △２七銀 ▲３九歩
△５八香成▲同 金 △６九銀 ▲６八香
△５八銀成▲同 玉 △８九飛成▲４八銀
△６九龍 ▲５七玉 △３六歩 ▲４六歩
△同 角 ▲６六玉 △５五角
まで124手で後手の勝ち
△５二玉と金をくださいと言われて痺れました。
以降は一手一手になってしまい負けとなりました。
