今回は、令和6年7月27日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の3局目の振り返りをしていきます。
黒番:T 五段
白番:つなよし
第1図
T五段とは今年3度目の対局。
ここまで1勝1敗で本局を迎えます。
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【振り返り】ノーマーク杯(令和6年6月度)に参加してきましたー4局目T(紬)五段戦
黒9はちょっとした趣向といった印象。
白10は無難を求めた手で、参考図のように反発するのが評価値しては優ります。
第2図
白12から左下で昔ながらの定石が進行。
白26、28は以前から用意していた手でした。
白30から左上も定石を展開。
しかし。下辺黒2子の活力がまだ残っているため、もう一手入れておくべきだったかもしれません。
黒45は初見で、白46であ50と単ノビが優ったようです。
黒61~63が独特な感性。
白は参考図のように打つのがよかったようです。
第3図
白64と下から凌いだのがぬるかったようです。
ただし、お相手もどう立ち回るのか分からなかった様子で、難解な戦いになりました。
白82で実利が大きいと思っていましたが、左辺一帯の黒模様をうまく削り切れず、最後は2目半負けとなりました。