今回は、令和6年7月27日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の4局目の振り返りをしていきます。
黒番:K 五段
白番:つなよし
第1図
K五段とは今年初対局。
伸び盛りの高校生で、昨年対局した時は初段だったはずなのですさまじい急成長です。
黒5の大ゲイマには白6といつものツケ。
しかし、お相手もしっかり研究しているところだったようで、黒17まではスラスラと進みました。
白18が定石ハズレで、参考図のように一度アテを利かすべきでした。
本譜は「とがめかたが分からなかった」とのことで、無難な進行に落ち着きました。
第2図
白26カカリに対して黒27の二間バサミもいかにも現代調。
白32では参考白1~3がいいとお相手に教えていただきました。
白40ハネは力が入りすぎてしまった一手で、黒41と逃げだされて天を仰ぎました。
ただし、黒47の受けは危険をはらんでいました。
第3図
左辺は参考図のように追及する手があり、こう進めていればむしろ白に分のある展開になっていました。
本譜は激戦にこそなったものの、最後は下辺一帯の白が取られる筋をうっかりしてしまい負けとなりました。
本大会は2勝2敗で終了。
若手2人に負かされてしまいましたので、次は大人の意地をみせられるようがんばります。