今回は、令和6年8月11日に岩手囲碁センターで行われた例会4局目の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:W 十段格
(5子局)
第1図
W十段格とは今年初対局となります。
黒5一間バサミに対し、白7はあまり見かけない一手。
黒は8~12と連打するのが堅実で、好みの打ち方となります。
黒14からは定石の進行ですが、白19がまた知らない手。
黒20~22としましたが、白23が調子のいい一手。
ここは参考図のように最強に打つべきでした。
第2図
黒32はシチョウアタリになっており大きいと思いました。
黒34も攻防兼備で調子がいいと打っている時は感じていましたが、次に黒が上辺を連打してもすっきり取れないためイマイチだったかもしれません。
黒36も中途半端な一手だったかもしれません。
白37は常套手段ですが、「三々に入るのは早すぎましたかね」とお相手が局後に話されていました。
黒42以下は下辺と同じ筋で攻めていきました。
白45は自分としては信じられないような一手で、よろこんで黒46と白一子を取り込みました。
白53は受け一方の手で、これなら黒54と大石を逃げだしていき手ごたえを感じました。
以下ヒヤリとした場面もありましたが、なんとか凌いで勝ち切ることができました。