今回は23手目▲3八角の変化をみていきます。
①▲2四歩 いきなり攻めると‥
②▲5八金 守りを固めて様子見
③▲3六角 角には角を
④▲2六飛 大友流。相手の狙いを外す
⑤▲3八角 定跡
▲3八角は「新手一生」という言葉で知られる升田幸三実力制第四代名人が最初に指した手です。
数十年以上前から指されている手であり、現在も定跡として高く評価されています。
上図での後手の指し手は2通り考えられ、
①△4四歩 角のラインを通して反撃含み
②△2二銀 低く受けてしっかり守る
が考えられます。
①△4四歩と指した局面が下図
ここでも分岐点が生じており、2つの手が有力です。
①▲2四歩 初志貫徹の攻め
②▲6八玉 居玉を解消
それぞれ順にみていきます。