今回は、令和６年8月24日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の4局目の振り返りをしていきます。
黒番：Ｋ 五段
白番：つなよし
第１図
Ｓ五段とは久しぶりの対局。
今年初対局だったと思います。
白26の打ちこみは常套手段ですが、白28は珍しい。
ここで黒29としましたが、黒33まで後手を引かされて不利になりました。
代えて参考図のように進めるべきでしたね。
第２図
白34～38には黒39と缶詰にして流れが少し黒にきたかなと感じました。
しかし、黒43は逸機。
ここは参考図のように利かしてからトビを入れるところでした。
白44は緩いようでしっかり生きて手堅い一手です。
黒45は相手から動きそうな白石にわざわざ働きかけてしまいかなり筋が悪かったです。
ここはＡやＢとするべきでしたね。
白48に対し、黒49と反発しましたが、白54まで華麗なサバキをみせられて形勢はなかなか好転しません。
しかし、終盤でお相手が焦った結果、死活が絡むコウに持ち込むことに成功。その結果、時間切れ勝ちとなりました。
これにより４戦全勝で優勝することができました。
内容はほめられたものではありませんでしたが、久々に１位になることができたのは素直にうれしいです。
またがんばります。
