今回は、令和６年令和６年９月16日に行われた第68期岩手王座戦中央地区予選１回戦の自戦記をお送りします。
先手：つなよし
後手：Ｋ 三段
初手から以下
▲２六歩 △８四歩▲２五歩 △８五歩
▲７八金 △３二金▲４八銀 △７二銀
▲６八銀 △１四歩▲５六歩 △７四歩
▲５七銀右 △７三桂 ▲６九玉 △６四歩
▲７六歩 △３四歩▲５五歩 △３三角
▲５六銀
Ｋ三段とは本棋戦で３年連続の対戦。
昨年は２戦目、一昨年は初戦であたっているため、あまりないことだと思います。
戦型は、相掛かり模様から村田システムを採用しました。
上図以下
△８六歩▲同 歩 △同 飛▲８七歩
△７六飛▲６六角 △６五歩▲７七銀
△６六歩▲７六銀
△７六飛と踏み込んできたのは軽視していた一手。
▲６六角は部分的な常套手段ですが、ここでは代えて▲４五銀が優りました。
本譜は先手陣のほうが隙が多く、まずくしてしまったようです。
上図以下
△９四角▲７七金 △７五歩 ▲同 銀
△６五桂▲６六銀 △７七桂成 ▲同 桂
△９四角では△５七角と打たれたほうが嫌でした。
本譜も後手悪くないようですが、△６五桂に代えて△４二銀などといったん自陣に手を入れるところだったようです。
▲６六銀からすっきりする形にすることができ、先手も指せる形勢になったかなと感じました。
上図以下
△６四歩▲７三歩 △同 銀▲８一飛
△７一金打 ▲６三桂 △６二玉 ▲７一桂成
△同 金▲６三金 △同 玉▲７一飛成
△７六歩▲７四歩 △同 玉▲７五銀
△６三玉▲７四金 △同 銀▲同 銀
△５二玉▲６三銀打 △４二玉▲６二龍
△４一玉▲５二龍
まで65手で先手の勝ち
上図で△７六金が気になりましたが、▲５八金でいい勝負のようです。
本譜△６四歩は次に△７六歩を狙った一手。
ここは受けてられないので、▲７三歩～▲８一飛と切り返しました。
△７一金打はポカで、代えて△７二金打なら激戦が続いていたと思います。
本譜は▲６三桂が激痛で、以下押し切ることができました。
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