今回は、令和7年1月3日に岩手囲碁センターで行われた新年碁会の3局目振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:N 八段格
第1図

N八段格とは昨年5勝2敗の戦績でした。
【振り返り】エクナ杯(令和6年12月上旬度)に参加してきましたー4局目N八段格戦振り返り
白1大高目は早くも趣向。
対して仕掛けていくのも考えましたが、あまり研究していないため穏やかな進行を選びました。
黒10では11を先に打ちたいところ。
参考図のように進めたかったのですが、白11と打たれてしまい悪くはないながらも予定を外されてしまいました。

第2図

白15に黒16の打ちこみは気合い。
以下、模様を築いて悪くないかなと思っていましたが、黒28では29ハネと打って参考図に進めるのが優ったようです。
模様が崩れそうで打ちにくそうなので、この手順はもう少し棋力が上がらないと打ちこなせなさそう…

第3図

黒32に白33とすれば、本譜の進行は妥当なところ。
しかし、黒50では51としっかり手を入れておくところでした。
マガリに白が手を抜けば、黒7の打ちこみが好手。
参考黒1に白Aなら黒B、白7なら黒Aがいい利かしとなります。
本譜も置石の力でまだ打てる碁でしたが、左上の大石が終盤で死んでしまい負けとなりました。
