今回は、令和７年１月５日に行われた第13回菅原鉄工所杯新春将棋大会３局目の自戦記をお送りします。
先手：Ｆ 三段
後手：つなよし
上図以下
△５二金▲３七銀 △４四歩 ▲２六銀
△３四歩▲１五銀 △３三銀 ▲６九玉
△７四歩▲５八金 △４三金右▲４六歩
△６四銀▲３七桂
Ｆ三段とは昨年も対局しており、その時はいいところなく敗れています。
【自戦記】第54回全国支部対抗戦岩手県予選・決勝トーナメント１回戦Ｆ舘三段戦
上図では△６四銀と出る手が優るようで、▲６六歩には△５五歩と突く手がありました。
右銀は△７四歩からの活用しかないと思っていたので、この手順は盲点でした。
上図以下
△６五銀▲２四歩 △同 歩 ▲同 銀
△同 銀▲同 飛 △２三歩 ▲２五飛
△７六銀▲６六角
上図では△１四歩と銀交換を催促する手が優ったようです。
本譜の△６五銀のほうが働いているように見えるだけに意外でした。
ただ、本譜も悪いわけではなかったようです。
上図以下
△８六歩▲同 歩 △同 飛 ▲８八歩
△８七歩▲７七銀打 △同銀不成▲同 銀
△８二飛▲８七歩 △７五銀 ▲４八角
上図では△３三桂～△７五銀と、ゴツく飛車先を突破しにいく手が優りました。
本譜はスマートな攻めを図りましたが、なかなかうまくは決まらないものですね。
上図以下
△４九銀▲４七銀 △５八銀成▲同 玉
△７三桂▲７二歩 △４五歩 ▲同 桂
△６五桂▲５三銀 △４四歩
△４九銀は感触がよかったですが、▲４七銀で容易ではありません。
△４五歩または△６五桂では、△６四銀と銀を引いて使うところでした。
上図以下
▲７五角 △同 歩▲５二銀打 △３一玉
▲４三銀成 △同 金▲２三飛成 △３二金
▲５二銀不成△５七銀▲６九玉 △７七桂不成
▲同 桂 △２三金▲４一金
まで先手の勝ち
▲７五角が絶好の一手。
この手以降は粘る余地がなく、一気に押し切られました。
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