今回は、令和7年2月22日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の4局目の振り返りをしていきます。
黒番:D 五段
白番:つなよし
第1図

D五段とは昨年7局打ち、1勝6敗。
実力はもちろんですが、それ以上に相性が悪い。
天敵と言っていいでしょう。
【振り返り】岩手囲碁センターの例会(令和6年11月3日)に参加してきましたー1局目D五段戦
白16までは想定通りの進行。
黒17では22のダイレクト三々を志向されていたと思いますので意外でした。
白28は緩手だったようで、代えて参考図のように進めるところでした。


第2図

本譜白30で模様を制限しようというプランでしたが、黒31をみて流れが悪いと感じました。
代えて参考白1が形の急所で、黒を攻めながら右辺も囲えれば十分戦えました。

第3図

白32では参考白1が現代的で、やはり調子を得ながら右辺を囲うところでした。
また、白Aトビの立派な一手だったと思います。
本譜のツケ二段は流れを更におかしくする構想。
黒43に白44から競り合いに持ち込むことができて難解な戦いにすることができましたが、最後は大石を取られてしまい負けとなりました。
