【自戦記】第46回レーティング選手権北東北大会ー1戦目I田五段戦

今回は、令和7年2月24日に行われた第46回レーティング選手権北東北大会の一戦目の自戦記をお送りします。

先手:I 五段
後手:つなよし

初手から以下
▲7六歩  △6二銀▲6六歩 △5四歩
▲7八飛  △5三銀▲6八銀 △3四歩
▲4八玉  △1四歩▲3八玉 △3二銀
▲6七銀  △4四歩▲7五歩 △4三銀
▲5八金左 △1五歩▲9六歩 △4五歩


戦型は三間飛車に対してショーダンシステムを目指しました。

序盤から端歩を詰めていきましたが、このあと予想外の展開となります。

上図以下
▲5六銀 △4四銀右 ▲6五銀 △7二金
▲7四歩 △同 歩  ▲同 銀 △7三歩
▲6五銀 △3一角


後手は△4四角~△3三桂と組めれば安定なのですが、▲5六銀と上がられると△4四銀右と歩を守るくらいのもの。

更に▲6五銀と攻勢をとられる展開。
△7二金と形とばかりに受けましたが、飛車が使えなくなったのが辛いところです。

上図以下
▲7六銀 △5二金▲6五歩 △3三桂
▲9七角 △5三銀▲7五銀 △9四歩
▲7六飛 △4一玉▲7七桂 △4四銀右
▲6四歩 △同 歩▲同 銀 △6三歩
▲7五銀 △3二玉▲6五桂


先手が攻勢を取り続けていますが、形勢としてはいい勝負が持続しています。

下図は後手の受けの方針が問われています。

上図以下
△7五角 ▲同 角 △7四銀 ▲9七角
△6五銀 ▲7九飛 △5五歩 ▲6九飛
△5四銀上▲4八金上


上図では△5五銀と受けるのも有力でしたが、その後の展開が読めなかったため断念。

本譜は二枚換えに踏み切り、形勢は別としてバランスを保つのが難しい将棋にしてしまいました。

上図以下
△3五銀▲6七金  △4六歩▲同 歩
△同 銀▲4七歩  △3五銀▲6六歩
△7四銀▲7六角  △4三銀▲7五歩
△6四桂▲4三角成 △同 金▲7四歩


△3五銀が敗着といってもいい手。

▲7六角が絶好の角打ちで、後手しびれています。

上図以下
△5六歩▲6五歩 △5七歩成▲同金寄
△4五桂▲6四歩 △5七桂成▲同 金
△5六歩▲5八金 △4六歩


△5六歩と桂馬の活用を図りましたが、▲6五歩から攻め合いを目指されて紛れの余地がありません。

上図以下
▲6三歩成 △4七歩成▲同 金 △4六歩
▲4八金  △4七金 ▲2八玉 △4八金
▲同 銀  △5七歩成▲5三と △4八と
▲4三と  △同 玉 ▲5五桂 △4四玉
▲5三角成 △同 玉 ▲4三金

まで105手で先手の勝ち

▲6三歩成が最強の一手。
▲4三と以下は即詰みに入っており、押し切られました。

将棋盤

 0

タイトルとURLをコピーしました