今回は３２手目△２四銀の変化をみていきます。
①△２四歩 安い駒での軽い攻め
②△２四銀 金駒でゴリゴリ攻める
上図以下
▲２八飛△２二飛▲６六銀
が定跡化された進行です。
ここでは△２五銀と指した実戦例もありますが(指したのは羽生善治先生！)、他の実戦ではすべて△２七歩と指されていました。
△２七歩以下
▲２七同飛△同角成▲同角△６二金
▲２八歩△３五銀▲３九金(結果図)
△６二金で
・△３五銀を急ぐのは、▲６三角成を誘発する恐れあり(△２九飛成に▲３一角が詰めろで難解)
・△７二金は▲３一角△５二飛▲２二歩で難しい
結果図は間合いを図りつつ後手が飛車の打ち込む隙を作れるかの将棋となります。
