上図は△８七歩と変化したところ。
積極的な手で、藤井聡太先生が数局指されています。
△８七歩以下
▲９七角△８二飛▲７五角
▲７五角は羽生善治先生が指した手。
代えて▲２四歩が主流となっており、別投稿で掘り下げます。
▲７五角以下
△７四歩▲６六角△７三銀
△７四歩～△７三銀が８筋を緩和しつつ場合によっては△６四銀から角を狙う自然な構想です。
△７三銀以下
▲７六歩△３四歩▲２四歩△同歩
▲同飛△６六角▲同歩△２二歩(結果図)
先手も自然な手を重ねているはずなのに、いつの間にか作戦負けになっています。
結果図で▲７七角と打てば一時的には凌げますがいかにも利かされ。
羽生先生は▲８八歩と指しましたが、
△３三角▲２九飛△６六角▲８七金
△同飛成▲同歩△９九角成
と進んで後手優勢となりました。
