上図は▲２四歩と変化したところ。
先手の最有力な手となります。
▲２四歩以下
△２四同歩▲同飛△２三歩▲２五飛
△３四歩▲２四歩△同歩▲同飛
▲２五飛では▲２六飛も有力。
△３四歩には即座に▲２四歩と歩を合わせるのが効果的で、横歩取りを狙って後手の動き出しを催促します。
▲２四同飛以下
△９五歩▲４五桂△４二銀▲９五歩
△同香▲５三桂成△同銀▲同角成
△同玉▲９五香
▲９五歩では▲７五角も有力なので、別投稿で掘り下げます。
△９五同香では△３三桂と指した前例がありますが、それにも５三からバラして▲２三銀が厳しいです。
▲９五香以下
△５六歩▲同歩△５七歩▲６九玉
△６二玉▲３四飛△２三角▲５四飛
△４四角▲５五香△４一桂▲５二銀(結果図)
△５六歩～△５七歩は嫌な玉頭攻めですが、▲６九玉が冷静。
代えて▲６八玉ですと、△８八歩成～△７六桂が刺さります。
先手は▲２二飛成～▲３一角の狙いがあるので△６二玉と回避しますが、今度は▲３四飛から手になります。
結果図まで進みますと先手が大優勢。
△５五角▲同飛△５二金には▲７一角があるため、後手陣は崩壊しています。
