2022年２月19日に行われました第３回トライボーディアンオンライン大会に参加し、優勝しましたことをご報告します。
トライボーディアンというのは、囲碁・将棋・オセロの総合力を競う大会で、１日に６人×３種目＝18局行ってトータル勝ち数で争います。
ここからは各種目から１つ振り返っていきます。
まずは1回戦の将棋から。
上図は△６九とと後手が金を取ったところ。
と金をはらっても悪くないですが、強く踏み込みました。
△６九と以下
▲８三香成△同玉▲８四竜△７二玉
▲８三角△６二玉▲６一角成△同玉
▲８一竜
以下略先手勝ち
▲８四竜の発見で勝ちを確信しました。
△８四同玉には
▲８五香△同玉▲７五金
で早詰め。
本譜も一間竜の定番の詰め筋が刺さりました。
▲８一竜以下何で合駒してきても
▲７二銀～６四桂～６三金
で即詰みとなります。
本局を制し、１回戦を３ー０で勝つことができました。
続いて２回戦の囲碁から。
相手は第２回トライボーディアンの優勝者でした。
こちらの白番。
上図は王道進行と呼ばれる定石から黒が下ツケで仕掛けてきたところです。
この手自体は知っていたのですが、その前に左上を少し利かされたのがどれほど影響しているかで時間を使いました。
以下右下で攻防が始まり下図
○７の三は７の五のキリを消しつつ右上を囲った手。
黒は●６の八キリと右下の生きを図りましたが、○６の五と膨らむのが狙っていた手。
●６の六アテに○５の六が刺さって白勝勢となりました。
黒２子のアタリになっているのと大石取りをみて見合いになっており、黒は収拾がつかなくなりました。
ただし、２回戦は１ー２で惜敗となりました。
それから５回戦を終えたところで10勝４敗１分。
２回戦の相手が11勝をあげており、0.5勝差で追う展開となっていました。
６回戦はトライボーディアン上位常連のかたと。
囲碁は負け、将棋は勝ってオセロ勝負になりました。
こちらの白番。
こうもり定石からたがいに暗記進行が続いて上図に。
ここから未知の局面になり、単純に中割りを打っていいのか長考した末に決行しました。
そこからしばらく進んで下図。
黒にＸ打ちをされて技が入ったかと思いましたが、右上の７個空きを埋めていくのが素朴ながら好手順でした。
そしてお返しのＸ打ちが決まって白が勝勢になりました。
黒は先に下辺に打たなければならず、白は後だしで都合よく打てるので、ほとんど紛れることなく勝ちきることができました。
本局を勝利して最終成績が12勝５敗１分。
競争相手が１ー２で敗れて12勝に留まり、0.5勝差で逆転優勝となりました。
本大会は勝ち星での争いのため優勝することができましたが、対人成績としては４勝２敗。
敗れたお２人より順位が下回っても仕方ないと思っていたので、望外の結果に私自身驚いています。
まだまだ実力不足だと思っていますので、今後も研鑽を積んでいきます。
私にはまだ、のびしろしかない。
