超速VSゴキゲン中飛車△3二銀型①

今回からゴキゲン中飛車に対する超速の戦いをまとめていきたいと思います。

2022年現在、超速に対してゴキゲン中飛車は△4四銀型しか見かけないようになりましたが、ここに至るまでに様々な形が指されていますので1つ1つ検証していきます。

上図は△3二銀型の基本図。
角交換を図って軽く指そうというのが後手の狙いとなります。

△3二銀が△4二銀でも後述する変化に合流する可能性は高いです。

▲7八玉以下
△5六歩▲3三角成△同銀▲5六歩
△同飛

△5六歩と早速仕掛けるのが△3二銀型の特徴。
△5六同飛までは一直線の進行となります。

△5六同飛以下
▲6五角△5三飛▲3七桂△4二銀

▲2四歩△6四歩▲5四歩△5一飛
▲5六角△2四歩▲同飛△3二金

▲6五角では▲6八銀や▲3五歩も有力なので、別の投稿で掘り下げます。

△5三飛では△5一飛と指された前例もありますし、△4二銀では△4四銀も指されています。
ここ数手は分岐の多いところです。

△3二金以下
▲2二歩△2三歩▲2九飛△2二金
▲3四角△8二玉▲4五桂△5四飛
▲2三角成△同金▲同飛成(結果図)

▲2二歩と直接的な手で相手の応手を限定させるのが有力。

△8二玉は仕方のないところで、単に△5四飛は▲4五角の準王手飛車が刺さります。

本譜も竜を作れた先手が優勢。
次に▲2一竜が厳しいですし、△5一飛などと防がれても▲2二竜で自然と手になります。

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