上図は△５三歩と変化したところ。露骨ながら、次に△４四歩の銀バサミを狙っています。
△５三歩以下
▲８八玉△７七飛成▲同桂△７四角
▲５八飛△７七角成▲同玉△４七角成
▲８八玉は次に▲５五角をみせたもの。
後手は銀バサミの筋を継続して狙いたいので△７七飛成～△７四角と応じてきます。
▲５八飛は角取りと同時に▲５六銀を作った手。
△７七角成～△４七角成くらいですが、うまく先手が誘導している展開になっています。
△４七角成以下
▲３三歩成△４六馬▲３二と△６五桂
▲８八玉△４五馬▲３一と△６七馬
▲３二飛△６二銀▲７八銀打(結果図)
どちらも適当な受けがないためノーガードの応酬に。
ただし、▲７八銀打が一目で打ちたい受けで、結果図は金銀が厚い先手優勢でしょう。
