上図は▲３七桂に代えて▲４六歩と指したところ。
じっくり攻めていこうという姿勢が見えます。
▲４六歩以下
△３一角▲３七桂△６五銀▲４五桂
△２三金▲３五歩
居角では活用が難しそうなので△３一角は妥当なところ。
△６五銀に▲７七銀と応じてしまうと△５六歩を誘発してしまいます。
そこで先手は▲４五桂～▲３五歩と手抜きで攻めかかるのが有力となります。
▲３五歩以下
△７六銀▲７七歩△６五銀▲３四銀
△同金▲同歩△４二角▲６六歩
△７四銀▲７六銀(結果図)
▲７七歩は堅実な指しまわしで、▲３四銀に期待しています。
△４二角は飛車を走る手を阻止して妥当なところですが、▲６六歩が鋭い一手。
△６六同銀には▲６五金がありますので銀を引く一手ですが、結果図は次に▲３二金などをみて先手十分です。
