【19路研究】小目に一間高ガカリ・一間バサミ③

白4のツケに黒5から7と二間にトぶ手はAI(人工頭脳)が台頭する前に流行した定石。
今もたまに打たれることがありますね。

白は8とコスミで力をためるのが有力です。

黒9と右辺を守るのは白10を利かしてから白12のオキがうるさい攻めとなります。
黒9でAなら白は単にオキを打つ相場です。

黒21までなんとか黒は生きることはできますが、低位を強いられて黒としては不満でしょう。
白はここで手を抜いてもいいですし、BやCと続けて打つのも有力となります。

上図の黒9は前図のオキを警戒したものですが、右辺を攻められるのは覚悟しなければなりません。

白は14と一子を捨て石にして模様を張りにいきますが、黒19から網を破りにいくのが決死の応戦。
黒27は嫌な利かしですが‥

白28で29とツイでしまうとダブルアキ三角を作ってしまうのが不満です。

白はコウ材がなく困ったようにみえますが、白30が好手となります。
黒31は気合いですが、白42まで厚みを築けば白も打てる格好でしょう。

白10では上図のように大ゲイマもあります。

白16まで厚みを築き、白18と模様の消しを牽制する手を打っておけば白20は手抜きできます。

ただし、黒11から戦いに持ち込まれることは覚悟しなければなりません。

黒27ではaも考えられ、白は30と受ける相場。
白32まで進めば少し白が打てる形勢です。

白10ツケで態度を聞くのも有力。
黒11で16と受けるのは部分的には普通ですが、白は利かしとみて右辺の戦いに強く応じることができます。

本譜は黒33までいい勝負です。

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