上図の星に白２と一間に高くカカるのは時折打たれる趣向。
黒は３と一間受けが有力です。
白４ではＡのツケかＢと攻めるか。
順にみていきます。
白４から８までが定石化された進行。
白８でＡは黒Ｂと反撃されて白苦しい戦いとなります。
しっかり守っておいて、Ａは後の狙いとして持っておくのが白としては最善でしょう。
白４でいきなり攻めてきたなら黒５とハサみたいところ。
以下、下からはって地を稼ぎにいきます。
黒11ではＡも有力。
黒13は本手で、ひと段落となります。
白はＢと大ゲイマにスベるのが狙いとしてありますが、黒はＣのオサエやＤと反撃して十分戦えます。
前図黒５では更に手抜きするのも有力です。
白６でＡのヒラキなら堅実ですが、追及不足で更に手抜かれる恐れがあります。
白10まで黒はほとんど地はなくなってしまいますが、中央へ進出して簡単には死ぬ形ではありません。
白10では代えてＢのツケも考えられますが、やはり黒は11とオサえるのが有力です。
黒11以下、白Ｃなら黒Ｄですし、白Ｄなら黒がＥあるいはＦで進出して黒は十分打てます。
