高目や目外しは単品でもあまり打たれない手で、その組み合わせによるシマリは稀な形といえるでしょう。
しかし、この形を好む打ち手にお会いしたことがあるため、今回対策をまとめてみました。
白4とスソから仕掛けるのが有力。
黒は5と封鎖して打ちたいところです。
そこで白6ツケが狙いのサバキ筋となります。
黒はAのハネやBのサガリ、Cのヒキが考えられます。
順にみていきましょう。
Aハネ
ハネには一旦は白8とオサエるところ。
黒9から取りにきたなら、8の石は捨て石にして外回りに打ちます。
黒も相応の厚い形を築けますが、白20とAのヒキダシをみて白がうまく立ち回っている印象です。
Bサガリ
サガリは厳しい追及ですが、隅で生きつつ中央も打てれば白不満ないでしょう。
Cヒキ
ヒキは手堅い手ですが、白は隅で楽に生きることができます。
黒15はハッとする手ですが、冷静に低く受けておけば凌げています。