上図は▲５六角と変化したところ。
角を打って積極的に動いていく方針です。
▲５六角以下
△８六飛 ▲８七銀 △８二飛▲８三歩
△５二飛
△５二飛以下
▲２四飛 △５五角 ▲２一飛成△６二玉
▲２四飛に代えて▲３八金は、△１二角をみつつ△５四歩と突く手が気になります。
△６二玉は早逃げの好手で、△３七角成だと▲２四歩からの攻めが受けにくいです。
△６二玉以下
▲２四歩 △８六歩▲同 銀 △２二銀
▲２三歩成△３一金▲同 龍 △同 銀
▲３三と △同 角
▲２四歩～▲２三歩成と狙いの攻めを決行しますが、△３一金と竜を捕獲するのが的確な返しとなります。
△３三同角以下
▲６六歩 △２七歩成▲４五桂 △１五角
▲６五桂 △４二銀
▲６六歩は手筋で、△同角なら▲７七銀と先手をとって受けることができます。
▲４五桂～▲６五桂は迫力のある攻めですが、△４二銀から受け切りを目指します。
△４二銀以下
▲３二金 △５一金▲４二金 △同 金
▲１六歩 △２六角▲３三銀 △４一金打(結果図)
▲３二金は必死の食いつきですが、△５一金が受けの好手。
結果図は千日手模様となり、後手不満のない展開と言えるでしょう。
