上図は▲８五飛と変化したところ。
類似局面でもみられた手ですが、今度はどんな変化になるかみていきます。
▲８五飛以下
△６四歩 ▲８二歩 △６五歩▲８一歩成
△６二銀
△６二銀以下
▲７六歩 △８八飛成 ▲同 銀 △７三角
▲８三飛成 △３七角成 ▲９一と
▲７六歩は△６六歩や△８七歩を緩和した先受け。
後手は△８八飛成～△７三角が柔軟な攻めの切り替えとなります。
▲９一と以下
△６六歩 ▲同 歩 △４五角▲５六桂
△１九馬 ▲８五龍 △５四角▲８四歩(結果図)
△４五角は次に△５五桂の狙いですが、▲５六桂と防いでどうか。
▲８五竜～▲８四歩が地味ながら有力な攻め筋で、結果図は難解な形勢。
後手は△４二玉や△８二歩が有力となります。
