今回は桃影戦準決勝・チーム激辛わさび入り握り寿司対チームクイズ王の副将戦をお送りします。
予選リーグを首位で抜けた我がチーム激辛は、決勝トーナメント準決勝まで駒を進めていました。
これまでの桃影戦の記事はこちら
【大会】桃影戦に参加することになりました。
【自戦記】桃影戦予選リーグ黄ブロック副将戦・対頓死戦
【自戦記】桃影戦予選リーグ黄ブロック副将戦・対あんぱん戦
私の後手番でむかえた本局は、角換わりから相右玉に。
対戦相手のJANUSさんは向かい飛車をよく指している印象だったので意外でしたが、角換わりなら右玉にするだけなのであまり動揺はしませんでした。
上図以下
▲２四歩 △同 歩▲同 飛 △３三桂
▲２九飛
▲２九飛以下
△６五歩▲６七金右△２七歩 ▲同 飛
△３五歩▲２九飛 △６六歩 ▲同 銀
△６五歩は軽いジャブのつもりでしたが、▲６七金右は玉から金が離れて疑問に感じました。
ここは好機と感じ、歩を駆使して攻め込んでいきました。
▲６六同銀以下
△２八歩▲５九飛 △２一飛 ▲２五歩
△同 桂▲４五桂
△２八歩に▲同飛なら、△３六歩～△６九角が刺さる格好。
飛車は横に逃げるよりありませんが、今度は△２一飛が好便となります。
▲４五桂以下
△２六角 ▲４八角 △同角成 ▲同 玉
△２六角 ▲５八玉 △３七桂成▲４九飛
△２六角では△３七桂成と桂馬を成り捨てれば明快でした。
ただし、本譜も十分厳しい攻めになっており、手ごたえを感じていました。
▲４九飛以下
△３六歩 ▲３八歩 △４七成桂▲同 玉
△６五歩 ▲７七銀 △４五銀 ▲同 歩
ここからは優勢をどう勝ちにつなげるか考える時間だと思っていました。
△６五歩▲７七銀の交換は地味ながら大きな利かしで、上部の力関係を優位にして逆転負けしにくい形にしました。
▲４五同歩以下
△５五桂 ▲５八玉 △３七歩成▲同 歩
△同角成 ▲６八玉 △２七飛成▲６四歩
▲６八玉は相手としては嫌な粘りですが、△２七飛成が冷静。
そこで先手は▲６四歩と反撃に転じてきました。
▲６四歩以下
△３八龍 ▲５八銀 △６四銀 ▲５六桂
△５三銀 ▲７五歩 △４七桂成▲同 飛
△同 馬 ▲７九玉
攻め合いでも後手が勝てそうですが、△６四銀～△５三銀が辛い勝ちかた。
▲７五歩はぬるいと感じたので、そこでスパークをかけていきました。
▲７九玉以下
△５八馬 ▲６八金引△６七銀 ▲６九歩
△７八銀成▲同 金 △６九馬 ▲同 玉
△３九飛
まで100手で後手の勝ち
△６九馬が入れば基本的な詰み筋に。
相手は力を発揮するタイミングがなく、こちらの完勝譜だったと思います。
