上図は▲４六歩と変化したところ。
８四の歩は取られてしまいますが、その間に好形を築こうという手です。
▲４六歩以下
△８四飛▲４八金
▲４八金以下
△８七歩▲同 銀 △８六歩 ▲９八銀
△８七角▲同 金 △同歩成 ▲８五歩
△同 飛▲９六角
先手からは▲２九飛や▲４七銀とさせればかなりの好形になり、▲３五歩をローリスクでつけるようになります。
後手としては早い段階で戦いにしたいところで、△８六歩から歩の連打で手にしていきます。
▲８七同金では▲同銀も考えられますが、駒の取り合いになった時に本譜よりも損となります。
▲９六角以下
△８二飛▲８七銀 △５二銀 ▲７七桂
△７四歩▲８八歩(結果図)
△８二飛では△９八とから攻め合いに持ち込むのも有力ですが、▲６一飛と打ち込む隙があるため先手戦えます。
△７四歩は▲８三歩を緩和した手で、▲８八歩が△８八金を消した手。
渋い応酬が続いた結果図はいい勝負といえるでしょう。
将棋盤
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