上図は△４二銀と変化したところ。
早期の仕掛けは難しいとみて駒組みを続け、戦機を待ちます。
上図以下
△４二銀 ▲４六歩 △３一金 ▲３六歩
△５一金▲４七金
上図以下
△６五歩▲同 歩 △８八角成 ▲同 銀
△６五飛▲同 飛 △同 銀
△６五歩では△８四歩も有力。
△６五飛で△６五銀は、▲４五角のカウンターがあるため良くないでしょう。
上図以下
▲７八角 △６七歩 ▲６九歩 △７六銀
▲７九銀 △２二角 ▲８二飛 △９九角成
▲８一飛成
▲７八角は飛車の打ち込みを消して最善。
対する△６七歩も大駒を押さえ込んで好打となります。
▲７九銀は先受けの手筋ですが、先に▲８二飛としても同様の変化となることが想定されます。
上図以下
△８八香▲３五歩 △同 歩 ▲８八銀
△同 馬▲３四香 △３三銀打▲同香成
△同 馬▲８六歩 △８八飛 ▲９六角
△８九飛成(結果図)
△８八香は遠巻きながら着実な攻め。
代えて△１二香打には▲２六桂、△１五歩～△１二香打には▲１四桂があり、有力ながら継続手段が難しいです。
先手としては▲３五歩と突き捨ててから▲８八銀と香車を取るのが好手順で、押したり引いたりの攻防が続きます。
△８九飛成では△６八歩成や△３六香も有力。
結果図は互角の形勢ですが、選択肢の多い後手に分がある展開とみます。
将棋盤
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