今回は、2022年(令和4年)7月13日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選、中拓海アマ対狩山幹生四段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。
主催:朝日新聞社、日本将棋連盟
先手:中拓海 アマ
後手:狩山幹生 四段
戦型は狩山四段が趣向を凝らして角換わりから菊水矢倉へ囲いました。
上図から▲2四歩軽いジャブを放ちましたが、△2三銀から銀冠へ発展されることを考えると善悪は微妙なところです。
▲6六歩では▲8八玉も有力でした。
△7五歩の仕掛けをどのように緩和するかで指し手が変わるところでした。
先手から仕掛けていき上図。
実戦は▲2五桂としましたが、代えて
▲2六歩△同歩▲2五歩
と攻めるが有力でした。
本譜は△2五同桂▲2六歩に△2八歩がうまい切り返しで、後手優勢となりました。
上図から▲2三香成~▲3四歩と攻めましたが、▲6七桂と切り返したほうが難しかったです。
本譜は後手玉の上部脱出が止まらず、狩山四段の完勝となりました。
将棋盤
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