【ハイライト】第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選豊川ー早咲戦

ゴキゲン中飛車

今回は、2022年(令和4年)9月4日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選、豊川孝弘七段-早咲誠和アマ戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。

主催:朝日新聞社、日本将棋連盟

先手:豊川孝弘七段
後手:早咲誠和アマ

戦型は早咲アマのゴキゲン中飛車に対して豊川七段が▲7八金型で対抗。

超速が多く指されていますので、こういった手は珍しく感じますね。

上図は△5七角と積極的に打ち込んできたところ。

▲7四歩は考えてみたい手で、△同歩には▲5七銀~▲4六角があります。
本譜は▲5五歩とおさえ、角成りは許しますが厚みで互角以上の展開に持ち込みます。

先手がリードする展開が続きましたが、△5五飛が早咲アマ渾身の勝負手。

ここでも▲7四歩とコビンから働きかけるのが有力でしたが、本譜は▲6六金と自重。
以下、
△5六飛▲同桂△6六角▲同銀
△7六金
と上部から攻めるのが受けにくく、後手の逆転勝ちとなりました。

将棋盤

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