今回は、2022年(令和４年)９月13日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選、小山怜央アマ 対中川大輔八段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：小山怜央アマ
後手：中川大輔八段
戦型は後手の中川八段が△２三歩戦法を採用。
現代では珍しい戦法ですが、小山アマは中川八段の棋譜を並べて用意があったようです。
上図から▲８二角と強く踏み込んでいきます。
△９二飛には
▲９一角成△同飛▲８二金
を用意しています。
実戦は
△２八角▲１八金△１九角成▲同金
を入れてから△９二飛としましたが、今度は▲５六角が好手。
小山アマが優勢を築いていきます。
上図から
▲２二歩△３三桂▲２一歩成△４四歩
▲３一と
が「と金の遅早」で冷静な攻めでした。
中川八段に粘りの余地を与えず、小山アマの快勝となりました。
将棋盤
0手
