今回は、令和5年1月22日に指した県最強者戦・決勝トーナメント1回戦の自戦記をお送りします。
予選リーグは2連勝で通過し、内容も悪くありませんでした。
決勝トーナメントでははたして‥
先手:K谷
後手:つなよし
初手から以下
▲7六歩 △6二銀▲5六歩 △7四歩
▲5八飛 △7三銀▲4八玉 △6四銀
▲3八玉 △4二玉▲2八玉 △7二飛
▲3八銀
先手中飛車に対して袖飛車で対抗するのは最近研究している形。
研究がまとまったら公開したいと思います。
上図以下
△7五歩▲同 歩 △同 飛 ▲7八飛
△7六歩▲6八銀 △3二玉 ▲6六角
△7四飛▲7七歩
△7五歩は▲7八飛の飛車ぶつけが目に見えてましたが、あえて踏み込んでみました。
▲7七歩は力強い一手。
後手はどう立ち回るのがいいか‥
上図以下
△7七同歩成▲同 銀 △7三桂▲7六銀
△6五桂 ▲7五歩 △7二飛▲5八金左
△4二銀 ▲8六歩 △5四歩▲8五歩
△7七同歩成は軽率な手でした。
代えて△7六銀と軽く指すのが優りました。
後手は不利にしてしまいましたが、▲8六歩~▲8五歩は悠長な手。
下図では狙っていた手がありました。
上図以下
△5五歩▲6五銀 △同 銀 ▲5五角
△6九銀▲7九飛 △5八銀成▲同 金
△5七歩▲同 金 △3四歩 ▲9一角成
△9九角成
△5五歩が狙いの一手。
先手は取ると△5六歩が好打となるため▲6五銀~▲5五角と調子を求めましたが、△6九銀から先手陣を崩すことに成功して手ごたえを感じました。
上図以下
▲6六香 △8八馬▲4九飛 △6六銀
▲同 歩 △7五飛▲7七歩 △3三桂
▲4六歩 △7八馬 ▲7六銀 △7一飛
▲5五馬
▲6六香は馬のラインを消す力強い受けですが、△7五飛と飛車を走って調子がいいです。
▲5五馬と天王山に馬を据える手は味がいいですが、後手は狙っていた手がありました。
上図以下
△6八馬▲4八銀 △5一香 ▲6五馬
△7四金▲2六桂 △6五金 ▲同 歩
△2五桂▲6九金
△6八馬は銀を打たせて後手陣を安全にした手。
そして△5一香が好打となり、馬を消すことに成功しました。
上図以下
△7七馬▲同 桂 △7六飛▲6七金
△7一飛▲7六歩 △7五歩▲6六角
△3三銀▲7五角 △同 飛▲同 歩
後手も馬が詰んでしまいましたが、△7七馬が長考の末に指した飛車の活用を図った一手。
△7一飛では△8六飛が優るところで、本譜は際どい攻防が続きます。
上図以下
△7六歩 ▲同 金 △6七角▲6六金
△4九角成▲同 銀 △9九飛▲5八角
△2四香 ▲7四歩
△7六歩~△6七角が習いのある攻めで、飛車交換に成功します。
しかし、▲5八角が桂取りを兼ねていて容易ではありません。
ただ、▲7四歩がゆっくりとした手で、後手は再度好機を迎えています。
上図以下
△8七角▲6八金 △5九銀▲同 銀
△同飛成▲6九飛 △同角成▲同 金
△同 龍▲同 角 △6八飛
以下略、後手勝ち
△8七角が厳しい攻め。
▲5九金と寄れば△7八角成が受けにくいと踏んでいました。
本譜は△5九銀が後手陣を崩す銀打ち。
△6八飛で角金両取りがかかり、優勢となりました。
ただ、ここからおたがい迷走して目も当てられないカオスな将棋に。
最終的には勝ちましたが、終盤に課題が大きく残る恥ずかしい内容でした。
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