今回は、2022年(令和4年)9月27日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選3ブロック、佐藤秀司八段ー渡辺和史五段戦をハイライトでお送りします。
第16回朝日杯将棋オープン戦<一次予選> (shogi.or.jp)
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年1月18日許諾済)。
主催:朝日新聞社、日本将棋連盟
先手:佐藤秀司八段
後手:渡辺和史五段
序盤戦
佐藤八段は高見七段、渡辺五段は伊藤匠五段に勝ち本局に進出しています。
戦型は先手の金矢倉に対して後手が中住まいからバランス型で対抗しました。
中盤戦
上図から▲7七桂が厳しい着想でした。
守りの桂と攻めの桂の交換は通常損ですが、▲5六桂と据える手が好位置で先手がペースをつかみました。
終盤戦
上図では▲2四歩~▲2三歩と攻めていけば先手は優位を保てていました。
本譜は
▲5四銀△4二銀▲6四桂
攻めましたが、△5六歩と角を活用したのが好手。
カウンターをうまく決めた渡辺五段の逆転勝ちとなりました。
将棋盤
0手