今回は、2022年(令和４年)９月14日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選13ブロック、古賀悠聖 四段ー西川和宏 六段戦をハイライトでお送りします。
第16回朝日杯将棋オープン戦＜一次予選＞ (shogi.or.jp)
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年１月18日許諾済)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：古賀悠聖 四段
後手：西川和宏 六段
序盤戦
古賀四段は福間アマ、古森五段、池永五段に勝ち本局へ進出。
西川六段は島本五段、杉本昌隆八段に勝ち駒を進めています。
本局の勝者が一次予選通過となります。
戦型は後手の西川六段が矢倉流中飛車から四間飛車に転換。
先手は▲９九玉と４筋を無理に受けないのがいい意味で割り切った指し方となります。
中盤戦
上図は次に▲３四歩をみせられているところ。
ここで
△３二飛▲４四歩△４二飛
が参考になる細かい飛車サバキでした。
後手は手損しただけですが、先手の動いた反動で動く振り飛車のお手本のような手順でした。
終盤戦
中盤では後手がうまい手順をみせましたが、上図では先手優勢。
ここでは飛車と桂馬どちらで取るかと考えたくなるところですが、▲２六角が柔軟な一手でした。
以下
▲４五桂→▲５四歩→▲５三歩成→▲５四桂
と角のライン一本で先手が押し切りました。
古賀四段が二次予選進出となりました。
将棋盤
0手
