今回は、2022年(令和4年)8月22日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選3ブロック、佐藤秀司八段ー高見泰地 七段戦をハイライトでお送りします。
第16回朝日杯将棋オープン戦<一次予選> (shogi.or.jp)
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年1月18日許諾済)。
主催:朝日新聞社、日本将棋連盟
先手:佐藤秀司八段
後手:高見泰地 七段
序盤戦
戦型は相矢倉に。
両者得意としている形ですね。
△5一銀から銀矢倉を目指したのが高見七段の趣向でした。
中盤戦
後手が飛車を切って強襲に踏み込んだ中盤戦。
上図から
△8五桂打▲8八銀△6五桂
が柔軟な攻めでした。
角が取れれば△3九角は厳しいので▲9三角成と逃げましたが、△7七桂右成と攻めが続く格好となりました。
終盤戦
後手は先手玉を端を追いやってゴール目前でしたが、△3七銀不成が落手。
代えて△1四香と端歩をはらうべきでした。
本譜は▲1三桂が見た目以上に厳しく、後手は受けに窮しています。
大逆転で佐藤八段の勝利となりました。
将棋盤
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