今回は、令和5年5月6日に岩手囲碁センターで行われたエクナ杯囲碁大会の参加振り返りをしていきます。
本大会は毎月2回行われていますが、なかなか都合が合わず5か月振りの参加となります。
【振り返り】エクナ杯(令和4年12月上旬度)に参加してきました
(段位はいずれも囲碁センター独自のもの)
初戦はM井(勝)五段との対局。
私の白番になりました。
向かい小目から黒5と構えるのは見慣れない形で、早くも意表を突かれました。
黒19も意外。
対して白は20と押さえこみを図りましたが、Aと転戦する手やBのハサミ返しが優りました。
白26や白30は本手を意識したものですが、それぞれC、Dが石の調子だったようです。
実戦は黒33の無理気味な打ち込みを包囲し、制勝することができました。
2戦目はN坂五段との対局。
私の白番になりました。
白16は余計な一手で、白Aと押し上げていくのが有力でした。
白18、白20ではどちらも22と足早に展開するのがよかったようです。
白28は調子を求めたものですが、単にBトビを打つ手が優りました。
微妙な布石となってしまいましたが、この後大石を仕留めて勝つことができました。
3戦目はN澤七段との2子局。
黒14までは想定内でしたが、白15では16の一手と思っていただけに意表を突かれました。
黒16では17と実戦中は比較してましたが、左上カカリにまわるほうがよかったようです。
左上の定石は把握しておらず、黒22ではAと打つところのようです。
黒32で実戦はBと打ちましたが、Cと打つのが優りました。
この後細かい碁になりましたが、ヨセをうまく打たれて10目負けとなりました。
4戦目はK八段との3子局。
黒8は手の広いところで、12のオキとの比較に悩みました。
黒36では際どくシチョウがいいため白2子を取りにいくべきでした。
実戦は中盤で優勢を築きましたが、惜しくも時間切れ負けとなってしまいました。
本大会は2勝2敗に終わりました。
格上ながらハンデ戦を勝てないのはやはり悔しいですね。
またがんばります。