初戦はT四段との対局。
黒21では22が定石で、白22で白が少し得をしています。
白24では代えてハイをほう一本打って他のところでまわって足早に打つのも有力でした。
黒29以下は明らかに黒変調。
これで有利に立ちましたが、終盤で油断してしまい大石を取られて負けにしてしまいました。
2戦目はO笠原1級との5子局。
白13、23では14、24と打つべきでしたね。
黒14、24は意外で、16、26と打たれていたら困っていました。
白15、25では、18、28のワリコミが有力だったようです。
上手の私がさえない布石を打っては負けとしたもので、この後大石を仕留められて敗れてしまいました。
3戦目はI(博)五段との対局。
私の黒番になりました。
白22、24トビは意外な手。
こちらは黒23、25で実利を稼いで十分とみました。
実戦も地合でリードした分が最後まで生き、制勝することができました。
4戦目はN岡四段との対局。
白18ではAと打つべきでしたか。
実利を重視するあまり、隅に固執してしまうのが私の悪いところです。
この後壮絶なフリカワリとなりましたが、なんとか勝つことができました。
最終戦はH(善)五段との対局。
私の白番になりました。
白14までは以前対局した時と同様の進行。
白16では、
白A、黒25、白22
のツケ切りが有力なようです。
実戦では一秒も読んでいなかったため、勉強になる組み立てでした。
白20ではBとノビてシチョウを主張したほうがいいようです。
また、白22ではCサガリが優りました。
いかにも本手という感じで、また勉強になります。
白26ではDと白3子を逃げだす手がありました。
実利先行される展開となりましたが、中盤で攻め合いを制して中押し勝ちとなりました。
2連敗した時はかなり落ち込みましたが、そこから3連勝で敢闘賞をいただくことができました。
またがんばります。